2週間以上、咳(せき)が続く方へ
長引く咳(せき)、喘息のお悩みは専門医にご相談下さい
- 呼吸の際に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と音が出る
- 夜、咳がひどくて眠れない…
- 一度咳き込むとなかなか止まらない…
- 呼吸が苦しくて動けなくなることがある…
これらは典型的なぜんそくの症状です。
また、喉の違和感や胸の痛みなどもぜんそくの症状です。
ぜんそくの症状が出やすい時
-
夜から早朝にかけて
-
季節や天気の変わり目などで気温差が激しい時
-
かぜをひいた時
-
疲れている時
-
たばこの煙や強い臭いを吸った時
現代医学でも完治できない病気です
現代の医学ではぜんそくを完治することができません。
そのため、発作が起きないように、うまくぜんそくと付き合っていく必要があります。
気道の炎症は慢性的に続いているので、発作や症状が出ていない時でも、定期的な治療を続けることが大切です。
症状が良くなってきたと思って、治療を途中で止めてしまうと、炎症のコントロールが不十分となり、症状が以前よりも悪化してしまうことがあります。
ぜんそくが重症化すると、最悪の場合、死に至ることがあります。
ぜんそくによる死亡の約3割が発作発生から、1~3時間のうちの急死です。
年間約1200名(2020年)の方がぜんそくで亡くなっています。
ぜんそく治療は発作時の治療だけでなく、「発作が起こらないように炎症をコントロールすること」が最も重要です。
治療によって、炎症をコントロールできるようになると、気道の状態を観察しながら、主治医がお薬の量を減らしていくこともできるのです。
2週間以上、せきやたんを放置するのは危険です
ぜんそくは空気の通り道(気道)が炎症によって狭くなり、呼吸がしにくくなる状態(発作)を繰り返す病気です。
気道が炎症を起こすと少しの刺激にも反応して、激しい咳が出たり、息苦しくなります。
狭くなった気道を放っておくと、刺激に敏感に反応するようになり、症状が悪化していきます。
すると、気道の膜が厚くなり、気道が狭い状態のまま戻らなくなり(リモデリング)、難治化の原因となります。
ぜんそく治療の決め手は専門医による早期・継続治療です
ぜんそくは適切な治療を継続して行うことで、発作の心配も少なくなり、健康な人と同じような生活が送ることができます。
夜、咳で眠れないこともなくなり、趣味やスポーツを楽しむこともできるようになります。
安心して、継続した治療を行いましょう。