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咳の原因とは?

咳はからだを守る重要な防御反応です。

一方で、咳が長引く場合は日常生活に支障をきたし、生活の質を低下させる原因となります。また、咳には色々な種類があり、その原因もさまざまです。

この記事では、咳の仕組みや原因となる病気咳の検査方法についてご説明いたします。

長引く咳でお悩みの場合は、早めに呼吸器内科への受診を検討しましょう。

1. 咳の役割と仕組み


咳は、私たちのからだを守るための重要な防御反応のひとつです。

気道に異物や刺激物が侵入した際、それらを体外に排出するために反射的に咳が起こります。
この反応によって呼吸器を清潔に保ち、正常な機能を維持することができます。

ここからは、咳がどのように発生するのか、その仕組みについてみていきましょう。

【咳の仕組み】
まず、気道にある「咳センサー」(末梢(まっしょう)咳受容体)が異物や刺激を感知します。

この刺激情報は神経を通じて脳に伝達されます。脳は刺激情報を処理し、呼吸筋に収縮の指令を送ります。

この指令を受けて呼吸筋が急激に収縮することで、肺の中に蓄えられた空気が一気に押し出されます。その結果として咳が発生し、気道内の異物や痰を効果的に排出することが可能になります。

咳はこのような仕組みによって、呼吸器を保護する重要な役割を果たしています。

一方で、咳が長期間にわたって続く場合は注意が必要です。

長期間の咳には、何らかの病気が原因の可能性があります。たとえば、慢性的な気道疾患や感染症、アレルギー反応、そのほか重大な疾患の初期症状であることも考えられます。

咳が数週間以上続いたり、悪化しているように感じたりする場合は、呼吸器内科をはじめとする専門医の受診を検討しましょう。

早期に診断と治療を受けることで、重篤な症状の進行を防ぐことが可能です。

◆長引く咳で疑われる疾患について>>

【参考文献】”Cough, a vital reflex. Mechanisms, determinants and measurements” by National Institutes of Health
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6502102/

2. 咳の種類


ひと口に「咳」といっても、さまざまな種類があり、性質や原因も多岐にわたります。

ここからは、期間による分類痰の有無による分類についてご説明しましょう。

2-1. 期間で分類する咳

咳は持続期間によって、以下の3つに分類されます。

1. 急性咳嗽:3週間未満の咳
2. 遷延性咳嗽:3週間以上8週間未満の咳
3. 慢性咳嗽:8週間以上続く咳

急性咳嗽(がいそう)は、多くの場合、風邪インフルエンザなどの感染症が原因です。

通常は自然に治まりますが、症状が強い場合は医療機関を受診しましょう。

◆「ウイルス感染で咳が出る病気:症状と対処法」>>

遷延性(せんえいせい)咳嗽は、感染後に咳だけが残る「感染後咳嗽」が多くを占めます。
しかし、ほかの疾患の可能性もあるため、注意が必要です。

慢性咳嗽になると、感染症以外の疾患が主な原因となります。
たとえば、咳喘息胃食道逆流症慢性気管支炎などが考えられます。

◆「気管支炎」について>>

2-2. 痰の有無で分類する咳

咳は、痰の有無によっても分類されます。

1. 湿性(しっせい)咳嗽:痰を伴う咳
2. 乾性(かんせい)咳嗽:痰をほとんど伴わない咳(空咳とも呼ばれます)

湿性咳嗽は、気道内に分泌物や痰がたまっている状態が考えられます。
感染症慢性気管支炎などで見られることが多いです。

一方、乾性咳嗽は、気道の炎症や刺激が原因となることが多く、咳喘息初期の感染症などで見られます。

どちらの咳であるかを把握することは、原因疾患を推測するうえで重要な情報となります。

咳(咳嗽)は元来生物に備わった異物を除去する防御反応です。

単発の咳で異物が除去できればそれで終わる反応ですし、例えば感染によるものであれば感染自体が解消されれば咳反応はなくなります。

しかし本来除去したいものがいないときにもその防御反応が起こり続けることがあります。

前者の場合は感染そのものを対処するかウイルス感染など、直接たたく治療がない場合でも自然免疫で感染が解消する期間だけしのげばいいということになります。
この場合は対症療法が有用となります。

後者の場合は時間経過で改善されない何らかの原因が咳を長引かせる原因になっているので対症療法で一旦改善したとしても完全によくはなりません。

ちゃんとした原因検索と治療が重要になってきます。

まさに咳嗽を診断治療していく上でこれらを正確に区別していくことがとても重要です。

もちろん咳嗽発症の初期は前者である感冒によるものが大多数なので「とりあえず咳止め」という方針も間違いではありませんが、その中にも少数ながら特殊な原因が隠れているということを念頭におきながら診断~治療をやっていくことが大事です。

【参考文献】”Cough” by Cleveland Clinic
https://my.clevelandclinic.org/health/symptoms/17755-cough

3. 咳の原因となる代表的な呼吸器の病気


咳が症状として現れる呼吸器の病気は多岐にわたります。ここでは、代表的な疾患についてご説明します。

3-1. 上気道炎

上気道炎は、鼻やのどなどの上気道に起こる炎症性疾患です。いわゆる「かぜ」の多くは上気道炎です。

【症状】
・咳(通常は乾性咳嗽から始まり、後に湿性咳嗽に変化することがあります)
・のどの痛み
・鼻水や鼻づまり
・微熱

【特徴】
・ウイルス感染が主な原因です
・通常は1~2週間で自然に治まります

【治療】
・対症療法が中心となります(咳止め、解熱剤など)
・十分な休養と水分補給が大切です

上気道炎による咳は通常2週間以内に改善しますが、それ以上続く場合はほかの疾患の可能性もあるため、医療機関への受診を検討しましょう。

◆風邪の基本情報と、病院を受診すべきタイミング>>

【参考文献】”Upper Respiratory Infection (URI)” by Cleveland Clinic
https://my.clevelandclinic.org/health/diseases/4022-upper-respiratory-infection

3-2. インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。

【症状】
・咳(通常は乾性咳嗽で、1~2週間続くことがあります)
・高熱(38℃以上)
・全身の倦怠感
・頭痛、関節痛、筋肉痛

【特徴】
・急激に発症し、症状が重い傾向があります
・冬季に流行します
・感染力が強く、集団感染を起こしやすいです

【治療】
・抗インフルエンザウイルス薬の投与
・対症療法(解熱剤、咳止めなど)
・十分な休養と水分補給

インフルエンザは重症化する可能性もあるため、早期の受診と適切な治療が重要です。
とくに高齢の方や基礎疾患をお持ちの方は注意が必要です。

◆「インフルエンザの基本情報」>>

【参考文献】”Influenza (Flu)” by Centers for Disease Control and Prevention
https://www.cdc.gov/flu/index.html

3-3. 急性気管支炎

急性気管支炎は、気管支に炎症が起こる疾患です。多くの場合、ウイルス感染が原因です。

【症状】
・咳(最初は乾性咳嗽で、その後湿性咳嗽に変化します。2~3週間続くことがあります)
・痰
・胸の痛みや不快感
・軽度の発熱

【特徴】
・上気道炎に続いて発症することが多いです
・喫煙者や高齢者の方、慢性疾患をお持ちの方はかかりやすく、重症化しやすいです

【治療】
・対症療法が中心となります(咳止め、去痰薬など)
・細菌感染が疑われる場合は抗生物質を使用することがあります
・十分な休養と水分補給が大切です

急性気管支炎による咳は通常2〜3週間で改善しますが、それ以上続く場合や症状が悪化する場合は、再度医療機関を受診しましょう。

◆「気管支炎について」>>

【参考文献】”What is acute bronchitis?” by Johns Hopkins Medicine
https://www.hopkinsmedicine.org/health/conditions-and-diseases/acute-bronchitis

3-4. 肺炎

肺炎は、肺の組織に炎症が起こる疾患です。細菌やウイルスなどの病原体が原因となります。

【症状】
・咳(多くの場合、湿性咳嗽です)
・痰(膿性(のうせい)や血性(ちしょう)のことがあります)
・高熱
・呼吸困難
・胸痛

【特徴】
・高齢者や免疫力の低下した方は重症化しやすいです
・レントゲン検査で肺に陰影が見られます

【治療】
・原因となる病原体に応じた抗生物質や抗ウイルス薬の投与
・対症療法(解熱剤、咳止めなど)
・重症の場合は入院治療が必要になることがあります

肺炎は重篤な疾患となる可能性があるため、早期発見・早期治療が非常に重要です。

高熱呼吸困難を伴う咳が続く場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

◆「肺炎」とは>>

【参考文献】”Pneumonia” by Mayo Clinic
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/pneumonia/symptoms-causes/syc-20354204#:~:text=Pneumonia%20is%20an%20infection%20that,and%20fungi%2C%20can%20cause%20pneumonia

3-5. 気管支喘息

気管支喘息は、気道の慢性的な炎症により、気道が狭くなる疾患です。

【症状】
・咳(特に夜間や早朝に悪化する乾性咳嗽が特徴的です)
・喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという音)
・息切れ
・胸の締め付け感

【特徴】
・アレルギー反応が関与していることが多いです
・症状は繰り返し起こり、長期間続くことがあります
・運動や冷気、ストレスなどで悪化することがあります

【治療】
・長期管理薬(吸入ステロイド薬など)の定期的な使用
・発作時の対応薬(気管支拡張薬など)の使用
・アレルゲンの回避や生活環境の改善

気管支喘息による咳は長期間続くことが多いですが、適切な治療により症状をコントロールすることができます。
定期的な通院医師の指示に従った服薬が大切です。

◆「喘息」とは>>

【参考文献】”Bronchial Asthma: Diagnosis and Long-Term Treatment in Adults” by National Institutes of Health
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2696883/

3-6. 咳喘息

咳喘息は、喘息の一種で、咳のみを主症状とする疾患です。

【症状】
・咳(乾性咳嗽が主で、3週間以上続きます)
・喘鳴や呼吸困難はほとんどありません

【特徴】
・夜間や早朝に咳が悪化することが多いです
・運動や冷気、アレルゲンへの曝露で悪化することがあります
・通常の喘息に移行する可能性があります

【治療】
・吸入ステロイド薬が主な治療法です
・症状に応じて気管支拡張薬を併用することもあります
・アレルゲンの回避や生活環境の改善も重要です

咳喘息は長期間続く咳の原因として比較的多い疾患です。
適切な治療により症状を改善できるだけでなく、通常の喘息への移行を防ぐことができる可能性もあります。

◆「咳喘息の症状」とは>>

【参考文献】”Cough-Variant Asthma” by Cleveland Clinic
https://my.clevelandclinic.org/health/diseases/25200-cough-variant-asthma

3-7. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、長期の喫煙などにより気道と肺に炎症が起こり、徐々に呼吸機能が低下していく疾患です。

【症状】
・咳(多くの場合、湿性咳嗽で、朝に多く痰が出ます)
・痰
・息切れ(特に運動時)
・喘鳴

【特徴】
・喫煙者や元喫煙者に多く見られます
・症状は徐々に進行します
・完全には治りませんが、適切な治療で進行を遅らせることができます

【治療】
・禁煙が最も重要です
・気管支拡張薬の使用
・リハビリテーション(呼吸リハビリ)
・重症の場合は在宅酸素療法が必要になることもあります

COPDは早期発見・早期治療が重要です。

長年の喫煙歴がある方で、咳や息切れが続く場合は、一度呼吸機能検査を受けることを検討しましょう。

◆「COPDとはどんな病気?」>>

【参考文献】”Chronic obstructive pulmonary disease (COPD)” by World Health Organization
https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/chronic-obstructive-pulmonary-disease-(copd)#:~:text=Chronic%20obstructive%20pulmonary%20disease%20(COPD)%20is%20a%20common%20lung%20disease,damaged%20or%20clogged%20with%20phlegm

4. その他の咳の原因


呼吸器疾患以外にも、咳の原因となる要因はたくさんあります。以下に、代表的な例をご紹介しましょう。

・アレルギー(花粉症など)
花粉やハウスダストなどのアレルゲンに反応して、くしゃみや鼻水とともに咳が出ることがあります。季節性のアレルギーの場合、特定の時期に症状が悪化します。

◆「花粉症で咳が出るのはなぜ?」>>

・降圧剤の副作用
ACE阻害薬という種類の降圧剤を服用している方の約15%で、乾いた咳が副作用として現れることがあります。この場合、薬の変更で改善する可能性があります。

・胃食道逆流症
胃酸が食道に逆流することで、のどへの刺激が起こり、咳が誘発されることがあります。とくに夜間や食後に悪化する傾向があります。

・飲酒
アルコールは気道を刺激し、一時的に咳を引き起こすことがあります。また、長期的な過度の飲酒は胃食道逆流症のリスクを高め、間接的に咳の原因となる可能性があります。

・のどの筋力低下
加齢や神経疾患によりのどの筋力が低下すると、むせやすくなり、咳が増えることがあります。とくに食事中や就寝中に多く見られます。

・心因性の咳
ストレスや不安などの心理的要因が、咳を引き起こすことがあります。ほかの原因が見つからない場合に疑われることがあります。

・慢性副鼻腔炎
副鼻腔の慢性的な炎症により、後鼻漏(鼻水が喉の奥に流れ落ちること)が起こり、咳の原因となることがあります。

・職業性の原因
粉塵や化学物質を扱う職場環境が、慢性的な咳の原因となることがあります。

・薬剤性肺炎
一部の薬剤の副作用として、肺に炎症が起こり、咳が出ることがあります。

・心不全
心臓の機能が低下すると、肺にうっ血が起こり、咳の原因となることがあります。
とくに夜間に悪化する傾向があります。

これらの原因は、呼吸器疾患が関係していることもあります。
長引く咳の場合は、さまざまな可能性を考慮して総合的に診断を行う必要があるといえるでしょう。

【参照文献】環境再生保全機構『長引くせきの原因はなに?』
https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/sukoyaka/42/feature/feature02.html#:~:text=%E3%81%9C%E3%82%93%E9%B3%B4%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E5%A0%B4%E5%90%88,%E3%81%A8%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

【参考文献】”Cough” by Mayo Clinic
https://www.mayoclinic.org/symptoms/cough/basics/causes/sym-20050846

5. 呼吸器内科で行う咳の検査


咳が長引く原因を明確にするために、呼吸器内科ではさまざまな検査を行います。

呼吸器内科での検査の種類は、患者さんの症状疑われる疾患に応じて選ばれます。
原因を正確に突き止めることで、最適な治療につなげることが目的です。
以下に、主な検査と特徴をご説明しましょう。

・問診と身体診察
診察の第一歩として、患者さんの咳の状態について詳しく確認します。
咳が出始めた時期、持続期間、咳の性質(乾いた咳か痰を伴う咳か)、咳が出やすい時間帯や状況、ほかの症状(発熱や息切れなど)の有無などが重要な情報となります。
また、喫煙歴やアレルギー歴、ご家族に呼吸器疾患の既往があるかどうかなども確認します。
身体診察では、聴診器を使って肺の音を確認し、呼吸音に異常がないかを調べます。これにより、気道の狭窄や炎症の兆候がわかることがあります。

・胸部レントゲン検査
胸部のレントゲン撮影は、咳の原因を探るうえで基本となる検査です。
肺炎や気胸、肺がん、胸水など、肺やその周辺組織に異常がないかを確認します。胸部レントゲン検査は簡便で短時間で行えるため、一般的に最初に行われる検査のひとつです。

・胸部CT検査
レントゲンでは確認が難しい小さな病変や詳細な気管支の状態を調べるために、胸部CT(コンピュータ断層撮影)が用いられることがあります。
とくに肺の深部や気道の微細な異常を把握するのに適しており、より正確な診断が可能になります。

・血液検査
血液検査では、体内の炎症の程度や感染の有無、アレルギー反応の状態を調べます。
白血球数やCRP値(炎症の指標)、IgE値(アレルギーの指標)を確認することで、感染症やアレルギー性疾患の可能性を探ります。

・喀痰(かくたん)検査
痰の中に含まれる細菌やウイルス、真菌などの病原体を調べたり、細胞診で腫瘍性の変化がないかを確認します。感染症や肺がんの診断において重要です。

・呼吸機能検査
スパイロメーターという装置を用いて、肺活量や気道の狭窄の程度を測定します。喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、気道が関係する病気を診断するために欠かせません。

・呼気NO測定
呼気中の一酸化窒素(NO)濃度を測定することで、気道に炎症が起きているかどうかを調べます。喘息など気道の慢性的な炎症を伴う病気の評価に有用です。

・モストグラフ
患者さんが通常通りに呼吸をするなかで、気道の抵抗を測定する検査です。喘息の診断や治療効果の確認に役立ちます。

・気管支鏡検査
細い管にカメラを装着した気管支鏡を使って、気管支の内部を直接観察します。気管支鏡検査では、異常な部位から組織を採取して詳しく調べることができます。
主に重症例やほかの検査で原因が特定できない場合に行われることが多いです。

・アレルギー検査
血液検査や皮膚テストを通じて、アレルギーの有無やその原因となる物質(アレルゲン)を特定します。アレルギー性疾患が咳の原因となっている場合、この情報は治療方針を決定する際に役立ちます。

・24時間食道pHモニタリング
胃食道逆流症(GERD)が疑われる場合に行われる検査です。食道内のpHを24時間測定することで、胃酸の逆流がどの程度起こっているかを評価します。

これらの検査は、患者さんの症状や疑われる病気に応じて組み合わせて実施されます。すべての検査を行う必要はありませんが、必要な情報を的確に収集することで原因を特定し、最適な治療を行うことが可能になります。

◆「呼吸器内科で行われる検査」とは>>

6. おわりに

咳は、私たちのからだを守る大切な防御反応です。

しかし、長引く咳は日常生活に支障をきたし、また、重大な疾患のサインである可能性もあります。

この記事でご紹介したように、咳の原因はさまざまです。
感染症や喘息、COPDといった呼吸器疾患だけでなく、アレルギーや胃食道逆流症、薬の副作用など、呼吸器以外の要因も咳の原因となり得ます。

そのため、咳が2週間以上続く場合は、早めに呼吸器内科への受診を検討しましょう。